あのくさ2023:白露の巻

支部長通信「あのくさ」

白露(はくろ)は、夜中に大気が冷えて、草花に朝露が宿り始めるころという季節ですが、まだまだ大気が冷えたという実感がない日が続いています。
昔から台風が来る厄日とされた二百十日(9月1日)も過ぎて、その次は二百二十日(9月11日)です。
次々と台風が発生しては、日本に向かって来て、各地で大きな被害が発生していますが、皆様如何お過ごしでしょうか。

9月になったのに、8月初旬並みの気温が続くと、この「あのくさ」の出だしと体感が伴わない気もしますが、公園の林や森に行くと、やっぱり虫が鳴いています。
目に見えなくても季節は確実に動いています。

一方で、やっぱり地球温暖化って本当なんだと思わせるような報道が続いて、炭素の時代に哀愁を感じる人々は、声をあげることさえ許されない空気です。
毎度のことですが、EV化の波に乗り遅れた日本の自動車産業の行く末が危惧されています。
内燃機関の発明によって始まった産業革命とともに発展してきた日本という国の時代も音もなく走り過ぎるEV車のように、次の時代に移っているのです。

地球は寒くなったり暑くなったりを繰り返しながら時を重ねてきていると思っています。
だから、一方的にいつまでも温暖化していくとは思っていませんが、人の一生の長さにすれば、温暖化の時代を生きていかなければならないのかもしれません。
海面の高さも、日本の歴史の中でも内陸まで海が入り込んでいた時代もある訳で、人は、自然の変化に適応しながら生きてきたのではないでしょうか。

時代の変化に適応していくことが一層要求されている時代です。
同窓会組織である有信会東京支部も変化していかなければ、生き残れませんね。
皆さん、苦難の日々が続いても、前を向いて生きていきましょう。
それでも、地球は回っています。

有信会東京支部 支部長 松下和徳 令和5年9月8日 白露

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