あのくさ2023:啓蟄の巻

支部長通信「あのくさ」

「啓蟄」冬籠をしていた虫などが地上に這い出てくること。
昨日と同じ気温でも、なぜだかちょっと暖かく感じて、心が湧き立ってくる季節になって来ました。

そういう意味では、冬籠をしない私達にも、人が動き出す異動の季節でもあります。
4月1日の人事異動が、毎日のように新聞紙上を賑わせています。

今は、各企業のニュースリリースがネットで届く時代でも、ニュースの強弱がわかりやすく、社会の取り上げ方が整理されている新聞紙面の方が、一見して、目に飛び込んでくる気もします。
私が時代に取り残されていくのか、まだまだ、新聞にも可能性があるのか、気になるところですね。

そういえば、少し前からの現象ですが、アナログレコードが復活しています。
しかも、1970から80年代に作成された日本のシティポップのアルバムが世界的に注目されているのは、その時代を生きた私達には、なんと素晴らしい事でしょう。
CDだって買わない時代に、曲のイントロだって極力短くと言われる時代にLPレコードに指で針を落とす時代が来るなんて、いったい、誰が想像していたでしょう。

個人的には、時代でもなく、数値でもなく、アナログの持つ魅力が好きです。
とはいえ、今日のお昼ご飯の注文も、コンビニの支払いもスマホがなければ出来ない時代に適応していかなければいけないのも現実です。

皆様も、時代の流れには少し逆らっても、いつまでも土の中に籠っている訳にもいかず、そろりと頭を出して、時代の波にも少し乗ってみて、毎日元気に過ごされることを祈念致します。

有信会東京支部 支部長 松下和徳 令和5年3月6日 啓蟄

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