あのくさ2024:立冬の巻

支部長通信「あのくさ」

11月7日は立冬です。

「暑さ寒さは彼岸まで」とはよく言ったもので、長く続いた夏にようやく終わりが見えて、少しは過ごしやすい日々が訪れたと感じたのは、9月22日の秋分のころでしたが、寒露、霜降を一気に飛び越して「冬が始まるころとされ、木枯らしが吹き、早いところでは初雪の知らせが届く」という立冬になりました。

関東では木枯らし1号が吹き、北国の初雪や富士山の初冠雪も観測される等、今年の立冬は、まさに言葉通りの季節が訪れましたね。

夏の影が秋に食い込んで、暑い日が続き、気がつくと食欲の秋、スポーツ秋、読書の秋があっという間に過ぎ去ってしまった印象ですが、皆様、如何お過ごしでしょうか。

個人的には、実の秋には美味しいものを食べて、ゆっくり本を読んで、夜長を楽しむといった心のゆとりがなくなっていることに少し残念さを感じています。

仕事に追われて、気持ちに余裕がなくなっているという状況もありますし、視力や体力の衰えなど、阻害する要因を挙げれば、たくさんあるのでしょうが、出来ない理由や思い通りにならない阻害要因をせめても仕方ありません。

時間は無限なように思えて、人の時間には限りがあります。

心に響く時を、言葉を、想いを探して、今年も残り2ヶ月を切り、少し追い詰められた日々が続きますが、今を精一杯生きて行きたいですね。

有信会東京支部 支部長 松下和徳 令和6年11月7日(旧暦神無月七日)立冬の巻

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